
Greeting From
Our Spokesman
当法人のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
わたくしたちの法人名は「独立環境調査研究所」がもとになっています。
環境というのは便利なことばです。いま我が国において環境の破壊が顕出している事業を遂行することはできるでしょうか。不可能です。かといって、環境は守られているのでしょうか。残念ながら否です。
わたくしたちにとっての環境の良さと、その環境を共有する他者、他の生き物、他の自然にとっての良さは常に矛盾します。
環境保護は、先進国にあっては新たなビジネスをつくり、大きな利権の目的となっています。
後進国では、未だ環境保護意識と技術の遅れが庶民の暮らしやすさや企業の経済発展を阻む一方、後進国における環境保護政策とビジネスが先進国や強国、果ては自国の独裁者による専横の悪しき道具とされています。
世界を見わたせば、環境保護という名のもとになされる行為とその背景を知るにつけ、暗澹とせざるを得ません。
自然にとって、ひとや社会にとって、すべての環境を矛盾なく最適に保護することは不可能だといいました。となれば、当法人は自然と社会の環境にとっていま考えうる最良の折衷案の発見を理想とするしかできません。
その理想は壮大でもなければスピーディでもありません。その理想への歩みは遅々として、悩み多く、また畏れ多い考察の連続です。そしてその結果はいつも地味で、これ以上のものは本当になかったのかという後悔にも似た虞れを残した、業務上の期限までにした多くの決定のひとつでしかありません。
当法人のいちばん大切な仕事はこの考察と決定です。調査と研究はそのための準備に過ぎません。
当法人が調査と研究、そして考察と決定を誠実にすることは、ヒトが自然に対しておかす罪と消えない虞れをいくらかでも小さくしたいという免罪符のような気もしているのです。
代表理事 増田 晴美
【background】
福島県出身 福岡県在住
国内メーカー、金融機関
オートクチュールモデル
中国遼寧省労働和社会保障庁 日本部
*法政大学法学部
一級土木施工管理技士、ほか